米国資本の大手製薬会社であるファイザー社のプレスリリースから、ワクチン開発状況についてのニュースが流れましたね。
(下記ブログ参照)
https://answers.ten-navi.com/pharmanews/19700/
第3相臨床試験(この相では動物ではなく、実際の人で有効性と安全性を試してます)において43,438人の治験者に対し、
暫定で約90%の予防効果があったようです。
このニュースを受けてか、米国株式市場でも大きく反応した形となり、NYダウが30,000ドル近くまで上昇し、取引を終えました。

世界の人々はこれでコロナ終焉の可能性が高まったと期待していることだと思いますが、
筆者は様々なところから情報を収集していく中で、一筋縄ではいかないことも理解してまいりました。
ワクチン開発のポジティブな話が出てきたことだけで全てが解決されるわけではないことを、本日は書いていきたいと思います。
(もちろん有望なワクチンであることに疑いの余地はございませんが、無知ゆえ、私を含め過度に完璧なものを期待してしまう方も多いと思い、紹介したいと思います)

東大病院にご勤務されている医師、上松正和先生が配信されているユーチューブチャンネル「ユーチューブクリニック」によりますと
このプレスリリースは正式な報告ではないということと、ワクチンの効果が持続するかどうかはわからないということです。
簡単に説明しますと、プレスリリースでの報告や、学会発表での報告は、まだ正式なエビデンスの意味としての報告書としては完了していないんですね。(特に医薬品ゆえ慎重にならざる得ませんよね)
その後データをより詳細な分析、検討を行い、論文として受け入れられたものが正式なものとみなされます。(医学的根拠として扱われます)
またワクチンの持続性の検討ですが、この試験の中では最初、注射を一本打って、28日後まで有効性を確認されております。(2本目は7日後まで このワクチンは3週間のうち、2本打つタイプのようです)
じゃあ、注射一本打ったら(一筒)何ヶ月も効果が持続できるのか?という検証は今のところはされていないようですし、
高齢者に対しての効果(この病気は圧倒的に高齢者に死亡率が高いです)や、
コロナに対する予防的な効果か、或いはコロナが広まらない効果なのかといったところもわかりません。
実際のところは試してみないとわからないだろう、というところが現実的な話ではないでしょうか。
(ある程度はしょうがないような気がしますが)
もちろん発売後は追跡データなどを元に、数年単位でより詳細なデータが作成されていく流れになると予測致しますが、
この混沌とした状況下、より早く世の中の希望の光の一つになって欲しいな、と心より願っております。
ところで最初の話に戻りますが、世界では極端な株の値動きで推移しております。
もともと不確かな情報でも株価とは大きく変化するものでしょうが、
たとえ良い話でも、株価とは一筋縄ではいかないことを念頭に、注視していく必要があるかもしれませんね。
上の写真は同僚とランチを食した時のトンテキ定食です。
豚の脂も甘くて旨い!同僚とランチングできることは幸せですね。
https://ameblo.jp/zx1ql3gd8/entry-12475674797.html
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