世の中には多くの営業職がありますが、MRという営業職をご存知でしょうか。

MRとはメディカルリプレゼンタティブの略で、製薬会社の営業担当者を表します。

病院に行けば、スーツ姿でいかにも営業マン風の人間を見かけることもあるかと思います。(大病院などでは凄い人数を目にしますよね)

それはまさにMR!と言いたくなるところですが、

今回は令和時代のMRの実態について、現役MRの私の視点から書いていければと思います。

製薬会社営業職へのご理解と、就職、転職の参考になれば幸いです。

その前に先ず、簡単にMRの仕事を説明しますと、

会社を代表して自社製品(薬ですね)の使い方などを医療従事者(医師、薬剤師、看護師など)へ紹介することがメインになります。

もちろん薬というのは作用が有れば副作用もありますので、その情報伝達、収集というのもメイン業務となります。

発売後、市販後調査といって一定期間、安全性をメインに調査する仕事もかなりの位置を占めております。

薬は承認制なのですが、承認前の治験時と、承認、発売後の状況下では使用される患者さん背景が異なります。

理由は、治験時には試験として組み込む患者さんの規定がありますが、それは相当ガチガチの規定であることが一般的です。

自動車教習所をイメージして頂くとわかりやすいですが、

教習所内の道路と一般道路では、車を動かすルールは一緒でもまわりの環境などはまったく異なりますよね。

ゆえに発売後も安全性をしっかり見ていかなければならないのです。

結構お堅いお仕事なのですが、世間からは誤解を受けやすい職種でもある、そんな令和時代のMRという営業職の現状を解説致します。


目次

①製薬会社で接待は存在するのか

②MRは世の中に必要か

③MRは全国転勤の回数が多いのか

④MRのやりがい 個人的な意見ですが


①令和時代、接待はありません。但し納得されない方も多いと思いますので、業界の流れからお伝えします。

私が製薬会社に入る20数年前、医療機関では製薬会社の営業担当者をプロパーさんと呼んでおりました。

その後MR認定試験が施行され(1997年が第1回目)、MRというのが医療機関へ認知されていく過程の中で、ドクター、薬剤師さん、看護師さん、受付の方からもMRさんと呼ばれるようになりました。

その間、10年ぐらいの時が経っていたのではないでしょうか。

仕事自体も大きく様変わりしました。

かってはドクター、薬剤師さんを個人的にお誘いし、飲みに出かけることも多々ありましたし、薬を紹介する時に勉強会と称して食事を取ることも多々ありました。

ここでの話はまた別の機会に書きたいと思いますが、自分では食べない料理を食す機会も多かったですし、人生の幅を広げられた良い機会でした。

しかし接待が禁止(2012年4月から)になってからプロモーションの仕方も大きく変わり、

講演会などの企画後、役割者のみを慰労する食事会(但し1人あたり2万円まで。1円でも超えるとおおごとになるので、大体1〜1.5万程度で収まる程度ですかね)が年に数回程度あるかないかというレベルになりました。

いまだに製薬会社が接待している情景を、TVドラマの一コマとして流れることを目にすることがありましたが、

実態はまったく色がない業界であることをご理解頂けるかと思います。

②ネット時代にMRは必要か?という話は今に限らずよく出てきております。(あの堀江さんもユーチューブで語ってましたね、MRは今後消滅すると)

業界として接待禁止になった2012年頃からよくマスコミなどでMRは将来なくなるのでは、との話が出ておりました。しかし2020年の現在、職種としてなくなっておりません。

但しMRの絶対数は昨今大きく減っております。その理由は製薬会社が発売する製品が、開業医さんから大病院で幅広く使用される(例 血圧を下げる薬)製品から、大病院、大学病院などの専門医しか使用できない製品向けへシフトしたことが大きな理由であります。

ここ数年間でも各社かなりの数のリストラも多くあり、マスコミなどで話題になっておりますが、

薬が発売されるメーカーであれば、発売に合わせてMRが必要であるというのが今後も変わらないのが現状かと確信しております。(但し、難しい病気の薬であったりと、薬の開発のハードルは高くなってますね。昔と比べて)

その理由は、新薬には医療機関に採用させるため、医師と薬剤師の橋渡しといったコーディネート的なことや、市販後調査の遂行業務があります。(契約手続きなどもあります)

MRが医療機関に訪問しなければ現在汎用されている薬剤さえも採用されていない。そんな現実があります。

このような理由で、今後も同様な流れが推測されます。

マスコミが伝える情報と、実際身を置いてわかることは別ですね。

但し、生き残るためには日々の中で自己研鑽はとても大事になってくるかと思います。どんな世界でも同じだと思いますが。

③MRは転勤がつきものという言葉は存在しますが、私はこれまで20数年間MRを行なっているうち、1回のみ転勤しました。(学生から入社→栃木県赴任→茨城県転勤。その後転職と共に栃木県に戻り、再び転職。そして継続して栃木県に居ます)

長いMR歴の中で転勤回数がわずか1回というのは、珍しいと言えるのではないでしょうか。

今後のことはわかりませんが、20年以上住んでいる栃木県にはとても愛着があります。ここに居られるよう、頑張るのみです。

あくまでも個人の一ケースですが、MRの転勤には絶対がなく、人生様々ということでご理解ください。

④MRのやりがいについて個人的な意見を述べますが、まずは製薬会社で働けて良かったと心から思います。

その一番の理由は、自分が扱う製品を使用する患者さんは、自分には直接見えないけれど、ハッピーになっているかもしれない。その可能性は高いかもしれない。

自分が扱った製品がよく効いて、患者さんが満足していた。そんな話はドクター、薬剤師さんから聞くことでしかわかりませんし、そうそうありません。

しかし、たまにあるんですよね。あの薬のおかげでアルバイトができるようになるまで回復したとか、痛みが取れて患者さんに感謝されたとか、しみじみとドクターが語ってくれることが。

こういう経験を多く重ねることが製薬会社に身を置いている証と考えております。

もう一つ、

「プロパーさん、外来へ順番にどうぞお入りください」

もうプロパーさんと呼ばれることはありませんが、たまに昔を思い出す光景の一コマです。

昔ほど製薬会社の数は減りましたが、まだまだ多いです。

ライバルである製薬会社営業担当者とは医局前や待合室で会うことも多いのですが、意外と仲が良くなることも多く、今でも長くお付き合いしている仲間達もおります。

そんな仲間達と出会えるのもやりがいの一つですかね。

上の写真は営業活動中のランチです。実はこれが一番のやりがいですかね。笑 宇都宮市の名店の蕎麦屋さんです。天丼付きで800円

https://pool330.blog.fc2.com/blog-entry-487.html

きっちりした食事をすると気合が入ります!

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投稿者: 中年まさやん

中年ど真ん中、製薬メーカーに勤務する?営業職ひとすじサラリーマン。家族は妻と高校生の娘一人、栃木県宇都宮市で暮らしている。趣味は酒、山登り、テニス、英会話。出身は三重県桑名市。

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